私はいわゆる生物系の国立大学院博士課程学生です。(出身大学は私立です)
コネ等も一切ない状況での就職活動でしたが、複数の某大手製薬会社の研究職で内定をいただきました。
これまで私は
「博士は就職できない」「製薬企業は薬学・化学系が就職しやすい」「生物系は就職が困難」
という情報をよく耳にしてきました。
しかし実際に就職活動を行ったところ、状況は少しずつ変わってきていると感じました。
そこで本記事では、私の実体験をもとに、製薬企業の博士学生への積極採用についてまとめます!
*追記:博士課程 製薬企業の倍率について記事にしています。合わせて参考にして下さい!
追記 入社後に感じたことを具体的に書きましたので、あわせてご覧下さい!
博士は就職が困難?
ここ数年でかなり状況は変化しています!
大手製薬会社や化学メーカーは、
修士課程とは別日程で博士新卒採用の早期選考を行うなど、採用にかなり積極的です。
年々、別日程で選考を行う企業が増えており、その日程も前倒しになる傾向があります。
この事実は、企業が博士を求めている証だとも言えます。
実際に、ある製薬会社では、採用の半分を博士課程の学生にするなど、
むしろ倍率で考えれば修士の方が不利になりつつあります。
ただし注意して頂きたいのが、採用に積極的なのは今のところ大手企業のみです。
そのため、大手企業の内定を得られなかった場合の代償が修士課程以上に大きいことは
未だ大変大きな不安要素だと思います。
190430追記;博士号を取得するメリット、新たに記事にしましたので合わせて御覧ください!
生物バックグラウンドは不利?
これは残念ながら本当だと思います。
化学・薬学生と比べると圧倒的に生物系の学生が多く応募しますが、
その数に見合った比率では生物系の学生は採用しません。
かと言って、可能性が無いわけではありません。
博士採用で重視されるのは「これまでの研究経験」と「研究を遂行する力」です。
私自身は後者を積極的にアピールすることで、内定を勝ち取りました。
前者の研究経験は、所属研究室や実際に進めている研究テーマに大きく依存します。
この点については後日記事にしたいと思いますが、
もし製薬会社への就職を早い段階から狙うのであれば、
ラボ選びやテーマ選びは慎重に行いましょう。
後者の研究遂行能力は、どの研究室でも、本人の努力次第で何とでもなります。
日頃から積極的に研究を自分で考え展開し、日々のmeetingでは可能な限り魅力的なプレゼンを心がける。
細かいところでも、その積み重ねを大切にしましょう。
また実際に業績がある(論文・国際学会発表)ことも、研究ができるという主張に説得力が増します。
こちらも積極的に行うことをお勧めします。
*追記:下記記事にて、業績の重要性については解説しました!
対策・準備は?
最後に、私が生物系でありながら、就活を成功させたときに活用していた情報サイトをご紹介します。
実際に私は下記を活用し、大手製薬会社研究職の複数から内々定を得ました。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。無敵の就活サイト「Unistyle」で内定を勝ち取ろう!
以前まで有料だったサイトが現在無料で登録できるので、早めの登録をオススメします!
そして当ブログでも、様々な就活記事を掲載中です。是非情報集めに利用して下さい!!
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