私がiPadを購入した一番の理由は、学術論文を効率よく持ち運び、読み、管理するためです。
購入してもう2年が経過しましたが、本当に便利です。
学術論文を読むのに適したiPadの大きさはどれか?私もこの点については購入前に悩みました。
iPad Proという新たな機種も追加されるということですし、
大きさや重さの視点からこの問題を考えてみました。
*2019年2・3月追記
こちらの記事で、最新のiPadを含めた解説をしました!
当記事で紹介しているiPadは一部購入不可ですので、
iPadで論文の管理を検討されている方、ぜひ下記記事を参考にして下さい!
そもそも、今売られているiPadの大きさは?重さは?
iPadのサイズとしては3つの製品が存在します。大きい物から、Pro, Air, そしてMiniです。
インチ表示では分かりにくいと思います。これを上の大きさ(重さ)で表すと、大体、
Pro = A4くらい (713g)
Air2 = B5より少し小さい (437g)
mini4 = A5くらい (298.8g)
こんな感じになります。画面の大きさではなく、本体の大きさです。
論文を読むのに十分な画面の大きさは?
まずはiPad Pro。ほとんどA4と同じサイズということなので
普段印刷して読んでいる論文原稿と同じ大きさで読むことが出来ます。
もちろん拡大して表示できるわけなので、十分すぎる大きさです。
筆者が使用しているAirの場合は、A4よりは一回り小さいサイズで表示されることになります。
ただ使用している感覚から言うと、別に拡大しなくても読めるレベルです。
さらに、画面を90℃回転させて読めば、実際の紙に印刷するサイズと全く変わりません。
Figureと文字も程よく一緒に表示できるので、
画面の大きさとしてはこれが最適と個人的には思います。
最後にmini、これも筆者は所有していますが、学術論文をガツガツ読むには小さいと感じます。
具体的には、A5サイズなので、普段のA4サイズの紙に2page分印刷した時の大きさになります。
miniの購入を検討されている方がいらっしゃれば、
一度論文をA4の紙に2ページ分印刷して、ご自身の目で確かめられてはどうでしょうか。
個人的な感覚ではありますので、それで調度良いと感じるならば、
miniでもストレス無く論文を読めると思います。
(もちろん拡大して読めると思いますが、やはりその繰り返しはかなり面倒です。)
重さはどうか?
重さで言うと、もちろんminiが最も軽いです。
そのため、画面の小ささが気にならない方は、miniの購入をオススメします。
(もちろん価格もminiが一番安いですし、機能もmini4とAir2は全く同じです。)
ただ、Airが持っていて重たいかと言われると、そうでもありません。
さすがに片手で30分とか持ち続けるのは辛いですが、
カバンに入れてもその重さを感じることはほとんどありませんでした。
筆者は手帳/カレンダー代わりにカバンに入れている感覚で使用しています。
論文を読む際も、ずっと片手で持つわけでも無く、でも片手で持てる。
たまに指でマーカーを引いたり文字を書いたり、そのくらいの作業は
なんのストレスもなくササッと出来る重さです。
最後にProですが、これは初代iPadの重さと大体同じになります。
これだけ優れた高性能マシンが初代iPadとほとんど同じ重さというのは驚きですが、、
しかし重い。この重さだと片手で持つのはかなり辛いでしょう。
論文を読むためのデバイス、という観点から見ると、いくら画面は大きくても、使い勝手は悪そうです。
まとめ
論文を読むためのデバイスとしての、私なりの結論ですが、
iPad Proは画面は十分すぎる程大きい, しかし重すぎる。iPad miniは軽いが画面が小さすぎる。
Airが最も画面の大きさと重さのバランスが取れて、使いやすい!
私はこう思います。
あとは個人個人の判断で、
「普段使っているカバンには入るだろうか?」
「論文以外にもこんな用途で使用する予定なので、総合的に見たらこっちが良い」
など判断されるのが良いかと思います。
皆さんの役に立つ情報になれば、嬉しく思います!
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