博士号が取れなかったら、内定はどうなる!?

博士就活・大学院生のキャリア
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就活は始まるけど、このままだと課程終了までに博士号を取得できるか怪しい…
そんな方も一定数いるのではないでしょうか。

実際に私の身の回りでも、同様の悩みを持っているヒトはかなりの数いらっしゃいます。

もし博士号が間に合わなかったら、内定は取り消されてしまうのでしょうか??
結論から申し上げますと、基本的にはそんな事はありません。
ただし問題や入社後に少しデメリットが生じることもあります。

私の経験や身の回りの方の実体験から、博士号未取得のケースについて紹介します。

間に合わなかった場合の基本ケース:修士の給与体制で就職

私が知る限り最も多いケースは、
「就職はできるけれども、博士採用の初任給はもらえない」という場合です。
つまり、修士採用の場合の給与額となります。
博士号を持っていないので、これはやむを得ないですね。。むしろ企業側の寛大な措置とも言えます。

修士課程の基本給ですと、月々3万円程は低くなります。
年収は36万円(ボーナスを考えると、50万円程)少なくなりますが、
製薬会社の福利厚生は手厚いため、生活に支障が出ることはないと思います。
(製薬企業の給与・福利厚生についてはまた日を改めて記事にします。)

とはいえ、就職先は「博士号を取得した状態」を期待して採用していることも事実かなと思います。

もし入社までに間に合わずとも、会社のためにも、そして自身の給与やその後のキャリアのためにも、
就職後も土日などをうまく活用し、数年内には論文投稿と博士号取得を目指すことが望ましいと思います。

*製薬会社でも同様か??

いくつかの大手企業の内情を私は把握していますが、同様です。
(ただし私の知る限り1社だけ、中堅製薬企業が博士の取得は必須とのことです。)
実際に修士の給与で働いていた先輩にお聞きすると、
入社後に博士号を取得したことで、給与はその後、博士取得者の額に変わったようです。

製薬会社では海外とのやり取りも多く行うので、
博士号を取得しておくと仕事が(多少は)しやすい、
そういった仕事を多少は割り当ててもらいやすいこともあります。

修士で入社した方も、会社側が期待する人材は、博士号を取らせるという話も聞いています。

この業界で活躍されたいのであれば、ぜひ博士課程の方は博士号を取得して入社しましょう。

修士と博士に区別のない企業は、何の問題もなく就職できる

理系の専門性が仕事上そこまで重要ではない会社さんであれば、
そもそも修士と博士に給与上の区別を付けていません。
つまり、博士取得だろうが関係ないので、就職にも影響はしません。
博士号を取得しない状態(いわゆる単位認定卒業)で入社させていただくことになります。

もし、このままだと博士号の取得が難しそうだという方がいらっしゃっても、
ぜひ途方に暮れないで下さい。
多くの場合、就職は基本的に可能ですし、
(就職にもご自身の研究にも)希望を持っていただけたらと思います。

私は大手製薬企業の研究職で4社から内々定をいただくことが出来ました。
以下は様々な記事で紹介していますが、私が最も参考にした就活情報源です。

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詳しくはこちらの記事無敵の就活サイト「Unistyle」で内定を勝ち取ろう!で紹介しています。

もともと有料だったサイトが現在無料で登録できますので、
内定の可能性を少しでも上げるために、ぜひ活用してください。

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