製薬企業の研究職、気になる求人倍率は?

製薬業界の解説
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「製薬企業の研究者になるのは狭き門」とよく耳にしますが、
実際には、どの程度の倍率なのでしょうか?
就活相談を受けていると、多くの方が気にされているようでした。

そこで昨年の製薬企業研究職(博士新卒採用)の就活経験から、
実際にどの程度の求人倍率だったのかを記事にしました!

ただ、タイトルとは裏腹なのですが、「倍率なんて気にするな!」
というのが、この記事でぜひ皆様に伝えたいメッセージです。笑
その理由も含めて、就活の参考にしてください。

190503追記
気になる製薬会社の就活における「コネ」も記事にしましたので、合わせて御覧ください!

博士の就職活動、コネってあるの?
製薬会社の就職とかって、コネばっかりじゃないの? 博士で有名ラボなら、既に枠とかがあるんじゃないの?? こんにちは、ブログを運営しております、tabeと申します。 私自身も就職活動のとき、上記のようなことを思いながら、半信半疑で活動を行いま...

大手製薬研究職の博士選考、倍率はどのくらい?

結論から申し上げますと、数十倍〜百倍以上と見積もっていいと私は考えています。

一つ根拠にした事例をご紹介します。
私は昨年、大手製薬企業「中外製薬」の研究職 説明会に参加しました。
この説明会の参加条件や場所は下記です。

参加条件:エントリーシートの提出を完了した博士課程学生(2019年3月卒)
実施場所:中外製薬の研究所(御殿場・浮間・鎌倉)いずれかの会場を選び、参加
交通費の支給:無し
(本選考とは関係ないと人事側から予め説明あり)

研究所まで交通費実費ということもあり、参加を見送っている方々も一定数いらっしゃったようです。
しかしながら、実際には3日間の合計で250人程が参加しています。
つまりエントリーシートの提出を完了した学生は、250人以上いたことは確実です。
見学に来られなかった方々も考慮しますと、400-500人程度でしょうか。
ちなみに、その後書類選考を通過し1次面接に呼ばれていたのは50人程でした。

この数は他の大手製薬会社でも大きくは変わらないと考えています。
例えば協和発酵キリンでは、エントリーシート・WEBテストを通過した後の
1次選考(グループディスカッション)で、なんと150-200名程が残っていました。
以上から、おそらくどの会社も400-500人程がエントリーすると考えられます。

では、この中から何人が内々定を勝ち取るのでしょうか??
その答えは各企業や年度によってバラツキがあるのですが、
私の知る限りだと「5-10名」が妥当な数字だと思います。

以上から、内々定者数/エントリー数をざっくり計算すると、求人倍率は「数十倍〜百倍」になります。
どうでしょう、想像していた数値だったでしょうか?

倍率を気にしなくても良い理由

ココまで書いておきながら、私の主張は「倍率なんて気にするな」です。
その理由は明確で「企業が採用したい学生はもともと500人の中のごく一部だから」です。
(批判もあるかもしれませんが、分かりやすさを優先して極論言ってます。)

実際に以下は複数の大手製薬会社の研究採用担当人事との会話が情報源ですが、
毎年の選考で、一緒に仕事をしたいと明確に感じる学生は「数名」だそうです。
つまり、採用側は「500人の優秀な学生からピックアップしよう!ダレにしようかな??」と言うよりも、
「うちの会社で活躍してくれそうなヒト、何人か居たらいいなあ」
と考えて採用選考を行っています。

この話を踏まえると、倍率を気にすること自体、少し馬鹿らしくなりませんか?
倍率を気にするよりも、どうすれば一緒に仕事をしたい「数名」に入ることが出来るか
こちらを考えることのほうが建設的です。

そして、はやり就職活動ですので、伝え方のコツやノウハウは多少あると思います。
本ブログでは、「数名」に入ることを目指す方々の少しでも力になればと、様々な記事で情報を発信しています。
ぜひ、他の記事もご覧になっていただけますと幸いです。

以下は、私がこの「数名」に入るために最も活用した就活情報サイトです。
実際に、大手製薬企業の研究職で4社から内々定をいただきました。

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内定の可能性を少しでも上げるために、本ブログの他の記事も含め、ぜひ活用してください。

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