私は博士の5年間、常にiPadを活用し、論文管理方法を最適化してきました!
本記事では、
tabeが学術論文をどのようにiPadで管理しているのか、
余すこと無く紹介させていただきます!!
・現在iPadを持っているけど、上手く論文の管理ができていない!
・iPadの導入を検討している!
そんな研究者・大学院生向けの記事となっております。ぜひ御覧ください!!
*使用すべきiPadの大きさ、iPadで論文を管理するメリットは、以下の記事にて考察・解説しています!
*本記事で紹介している方法は、iPadがあればすぐに始められます!Apple pencilがあればより快適です。tabeは「Apple iPad Pro (11インチ, Wi-Fi, 64GB) – スペースグレイ」
「第二世代Apple pencil」を使っています。
Step1:論文は全てCloudに保存しよう
まずは、検索した論文dataの保存方法です。保存先としてtabeが使っているのは「iCloud」です。
他のCloudサービス(Dropbox、Google drive、One drive)も、
後に紹介するPDF管理アプリとリンクは可能となっています。
なので、保存先は使いやすいCloudで問題ありません!
次に、Cloud内で、ご自身の好きな形式でフォルダを分け、論文dataのnamingをして下さい。
ここも基本的にはご自身の管理しやすいようにして下さい!
ちなみに私の場合、研究のテーマでフォルダを分け、dataの名前は
「年、Last author、First author、論文名、(論文の一言感想)」としています。
この名前の付け方ですと、各報告を出している研究グループについても把握できます。
そしてタブレット内で検索するとき、感想の一言がある方が探しやすくなります。
ただこのnaming作業は、まだ改善できる気がしています。
(良い案お持ちの方、ぜひコメント欄にてご教示下さい。)
ちなみに補足ですが、私は実験プロトコルやmeeting資料も電子化し、Cloudに保存しています。
Meeting資料が仮に紙で配られたとしても、写真を取るだけでPDF化してくれる
「Scanner Pro」を使っています!こちらでPDF化して、Cloudへ放り込んでいます。
Step2:PDF管理アプリ「GoodReader」を使ってみよう
さて本題に戻ります!
Cloudにdataを保存したら、いよいよiPad上で論文を読みつつ、
書き込みやラインマーカーを引いていきましょう。
私が実際に使っているアプリは「GoodReader」です!
PDF管理アプリの代表格の一つなのですが、例えばこんなことが出来ます。
・論文dataへの書き込みやマーカー!
おそらく皆さんが一番行いたい作業は、「書き込み」ではないでしょうか。
GoodReader上では、PDFのいかなる領域に対しても、書き込みやラインマーカーが使えます。
色や太さももちろん自在に変更可能。書いたあとの文字も、もちろん編集・移動・削除が可能です。
また、ついに先日Apple pencilに対応をいたしました!
指で触っているときはページ送りやズームのモードになりますが、
Penで画面を触れると即座に書き込みモードに切り替わります。
文章の上を触ると、自動でラインマーカーのモードとなります!
さらに「第二世代Apple pencil」では、ペン先を2回トントンと触れるだけで、
消しゴムにも切り替えることができます!
・書き込みdataは自動的にCloudデータへ反映
書き込んだ後、そのデータは自動かつ即座にCloud上のデータに上書きされます。
この書き込みやラインマーカーはPCから開いた場合でもしっかり表示されます。
・オフラインでもiPad内蔵の辞書が使用可能
一般的な英単語でしたら、オフラインでも使える辞書で調べることが出来ます。
「調べたい単語を長押し→虫眼鏡ボタンをタップ→Defineをタップ」
辞書は無料で内蔵されてますので、追加料金無しで利用できるのもポイントです。
ただし、専門性の高い用語はあまりヒットしません。
その場合はDefineではなく、googleやwikipediaをタップすると、ネット上で検索をしてくれます。
あるいは、科学辞典のページをブラウザアプリで開いておくこともオススメです。
実際にこんな感じで、splitビューで2つのアプリを表示することが可能です!
・論文内のリンク(本文→fig, ref等)にも対応
この機能も、最近新たに実装されて、tabeは感動しております。笑
論文中に、リンクが貼ってある場合
このリンクをタップするだけで瞬時にリンク先に移動でき、
移動後は3本指で画面を払うだけで、以前の場所にすぐに戻ることが出来ます。
元のページに戻るだけでなく、全く同じ視野に戻ってくるので、
普段からこの機能をとにかく多用して論文を読んでいます。
紙で論文を読んでいても出来ない技ですので、iPadにする価値が高まったなーと感じています。
・PDFの連結、名前変更、新フォルダ作成、その他
その他、語り始めるとキリがないのですが、色々出来ます(雑)。
Step3:ノートアプリは「GoodNote」を使用!
論文内に書き込めるのは良い、でも、結局まとめのノートはどうするのか?
私はこのノートもiPad上で作製しています。
結論から申し上げますと、私は「GoodNotes」アプリを使用しています。
GoodNote5が最近実装されました!tabeは4を今のところ使っています。
別記事で使い勝手の良さは紹介しますが、
おそらくiPadユーザーの中で最も使われているノートアプリの一つです。
使いやすさは飛び抜けてますので、迷ったらこのアプリで良いと思います。
手順としては、
1. GoodReaderアプリの隣で起動し、
ノートを取りたいときはワンタッチでノートへ移動
2. テンプレートにガシガシ書き込み、figもスクショ経由で簡単に貼れる
3. 完成したら、CloudにPDFとして放り込む→論文PDFに結合
この流れになります。
iPadではアプリ間の移動は4本指の入力で瞬時に行えますので、
「論文⇔ノート」の切り替えはストレス無く行えます。
先程のSplitビューで隣に表示するのも良いと思います。
書き込み後のノートは、論文dataと一緒に保存するのが一番分かりやすい!
と思っているので、実際にそうしています。
・画面右上の「書き出す」からPDFとしてCloudへエクスポート
・エクスポートしたdataと論文PDFを結合
これだけです!私は論文1・2ページ間にノートを挟んでいます。
ノートアプリのレビューは本記事と趣旨が異なりますので、
また別の機会に紹介させていただきます!!
詳細な使用方法ではなく、使い方の概要を紹介させていただきました!!
iPad、pen、そしてアプリ。これらを整えるだけで、論文がタブレット上で管理出来るようになります!
ぜひ試してみて下さいね。
また、もっと良い方法あるよ!という方、ぜひ情報をお寄せ下さい!
読者の皆さんで、論文整理の時間を少しでも削減して、「研究する」時間を増やしましょう!!
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