研究概要、そもそもどんな書類?を徹底解説!

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こんにちは!PhD取得後は製薬企業で研究職をしております、tabeと申します!
エントリー企業の多くから内々定を頂き、さらに5年以上、理系就活の支援をさせていただいております。

当記事では、理系研究職の就職活動に欠かせない書類「研究概要」について、
どんな書類なのか、何故この書類が大切なのかについて「そもそも」なポイントを紹介しております。
これから就活を迎える修士・博士課程学生さん向けの記事となっております。

基本を当記事で把握いただき、さらに細かい留意点などは以下記事などでも詳細に解説しております、
ぜひ弊ブログを、研究職就活の際には色々とご活用いただければ幸いです!

研究概要とは? 準備が重要である一方で、情報が無い背景は?

研究職を志望する場合、大半の企業が提出を求める書類が2種類存在します。

人事的な質問に対する回答を提出する、いわゆるエントリーシート(ES)、
そして研究力をアピールするために提出する書類、こちらが研究概要です!
「この応募者は入社後にどれくらい研究で活躍してくれるだろうか?」という
採用担当者の疑問にダイレクトに答える、理系研究職において極めて重要な提出書類となります。
内定に大きく関わる最も重要な書類、と言っても過言ではありません。

ESは、各企業で設問や文字数が異なるものの、しっかりと自己分析を行って、
さらに過去の設問や先輩たちの回答を以下のサイトで閲覧・活用すれば、
ある程度は効率的に準備を進めることが可能です。(登録を強くお勧めします…!!)

自己PR・志望動機、ES書くなら就職活動支援サイトunistyle
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しかしながら研究概要は、詳細は後述しますが、各企業でフォーマットはほぼ共通しているものの、
上述したサイトのような便利な情報サイトは存在せず、書き方のノウハウを学ぶことが難しい書類となります。
研究概要の内容はラボ内の未発表データが盛り沢山となる傾向があり、
機密性が高く、ネット上には簡単に出回らないという性質が背景としてあるようです。

幸い、tabeは今までに100人以上の研究概要を添削させていただき、就活支援の機会を多く頂いてきました。
どんな情報サイトよりも、研究概要に関するノウハウを蓄積できていると、ここだけは自負しております!

ここからは研究概要の「そもそも」の書き方や書類の形式について解説したいと思います
ぜひこれから書類をご準備される方、修正を検討されている方は参考にしていただけますと幸いです。

研究概要の形式

まずは、書類のフォーマットについて紹介いたします。
多くの製薬企業では、A4の資料2ページ分の提出を求めてくることが一般的となっております。
そのため、まずはA4 2ページの資料を優先して作成すると良いです。

ただし第一三共など一部の製薬企業ではA4を4ページ求めてきたり、一方で1ページであることもあります。
(製薬企業以外の分野ですと、1ページの会社さんも結構多かったりします。)

資料構成については後ほど解説いたしますが、
ページ数が増減しても基本的に「構成」は変更せず、記載する「文書のボリューム」で調節すると良いです。

資料作成のためのソフトについては指定はございませんが、多くの方はWordを使っています。
(それ以外の方は、たまにパワポで資料を作成しておられます。1割くらいはパワポの方々です。)
学振の提出フォーマットも活用しやすいですし、特に大きな理由がなければWordを使いましょう。

文字のサイズについては、初期設定前後で作成すると良いと思います。
もし記載内容が多くなる場合は、まずは資料の両サイドにある空白を狭くして、
それでも難しければ、若干ですが行間の設定を狭くすると良いと思います。
(ただし、文字数はできれば多くしたくないので、行間設定に手を出すくらいなら情報を少なくすることを個人的にはオススメいたします。)

誰向けの書類か

記載する具体的な内容を紹介する前に、そもそも誰が・何のために読む書類なのか?について紹介します。この目的意識を外してしまいますと、書類準備の方向性が大きくずれてしまいますので、極めて大切なポイントです。

研究概要を熟読する相手は、主には現場の研究職員を取りまとめる研究職マネージャー、つまり入社後の直属の上司となります。人事の方がメインではありません。アカデミアで例えるなら助教(〜准教授)くらいのイメージでしょうか。
この方々が書類に目を通し、皆様を面接選考に呼ぶか否かを吟味します。

研究職の方ですので、学振の申請書と同様に、基本的にはガッツリと研究の内容を語ってください。
(ただし他の記事でも紹介しておりますが、あくまでアピールの主軸は研究ではなく「研究者としてのご自身のポテンシャル」であることに注意しましょう。当記事以外で紹介していますので、ぜひこの点はご確認ください。)

研究の内容をガッツリ語るというのは、あえて難解に書いてほしいという意味ではありません。
分野外の研究マネージャーも目を通しますので、専門外の研究者にも、その研究の面白さや内容を伝え、結果的に「この方の研究力ならぜひ面接に呼んで話をしてみたいな」と担当者に思っていただけることを目指してください。ご入社後もご自身の研究提案を通すために重要な能力となります。

記載する内容・構成

読み手のイメージをしていただけたと思いますので、次に記載する内容・構成を紹介いたします。
個人的に必須だと考えているコンテンツは、「背景・研究目的」「手技・結果」「考察・今後の方針」の大きく分けて3つです。
(必ずしも3つに分ける必要はなく、あくまでこの流れで記載するイメージと思ってください。)

背景・目的:専門外の方にも伝わる内容からスタートし、研究を実施する目的へと話をスムーズにつなぐと良いです。研究の意義、新規性なども意識すると良いと思います。面白そうだな、意義がありそうだな、そんな感想を読み手に持っていただきましょう。

手技・結果:詳細すぎるメソッドは必要ありませんが、結果を科学的に解釈するための最低限の説明は必要です。(特殊な手技を使っている方は丁寧にここは解説しましょう。)そのうえで、結果を客観的に紹介し、得られた結果から次にどのような実験へと進めたのか、理由とともに解説すると良いと思います。

考察・今後の方針:得られた結果から、最初に設定した研究の目的がどれくらい達成できたのか、さらに、未達のポイントがあれば明記し、今後どのようにして解決するかを記載します。解決した結果、紹介済みの研究の意義が満たされる、そんなロジックが組めていると、資料の一貫性がグッと高くなります。

細かな留意点は冒頭で紹介した記事でも解説していますので、ぜひご確認ください。ここではあくまで基本的な構成を紹介するにとどめたいと思います。

さて、ここまでの記載でも、気をつけるべき点が多く存在することをお伝えしてきました。
実際に私自身もそうだったのですが、
正直、書いていると「これで本当に良いのか…?」と不安になる方もおられると思います。

そこで、tabe自身が回数無制限で添削を行い、書類作成を全力でサポートするサービスを提供しています!
皆様お一人お一人の資料を丁寧に拝見し、少しでも良い内容へと仕上がるよう努めており、サービス開始から1年で約100名の方々にご利用いただきました。
当ブログを読んでくださっている皆様と対話できることを、心より楽しみにしております…!!
ぜひご利用をご検討ください。

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ちょっとだけ追記

よく聞かれるのは、業績とreferenceの記載の必要性です。これらは必須ではないと個人的には伝えています。業績はESの他の欄に記載できることが多いですし、referenceもスペースの都合上厳しいことが多いです。ただ、参考論文は質疑応答で問われたときしっかり説明できるよう準備は必要ですので、面接に向けて整理しておきましょう。

また、要旨・サマリーを冒頭に掲載いただく方も一定数おられます。こちらは正直好みかなと思います。私自身の書類には、要旨は設けておりませんでした。

Tabe X ポストより編集引用

図は必要か、何枚くらいが目安か

最後に、掲載する図についても解説をさせていただきます。
まずは図の必要性についてですが、結果に関するFigは少なくとも1つ以上は入れることをお勧めします。

お伝えしたように、採用担当者は皆様の研究力の高さを評価したいと願っております。
そのため、結果の図(つまり客観的な情報)を掲載し、この結果から読み取れる客観的な情報と、考察できる主観的な解釈を文章と合わせて伝えることは、まさに研究力のアピールに直結します。

文章ばかりで解説されても、採用側は「この記載はどのような結果から導いたのか…?」と疑問が残ります。論文で data not shown と記載されている感覚(=これ本当なの?)に近いかもしれません。

図の枚数ですが、これは書類の内容にも大きく依存しますが、1ページに2-3つが目安でしょうか。
イントロやサマリーが少しわかりにくい場合は、こちらを図で示すことも良いかもしれません。

作図のより詳細な解説は以下の記事でもさせていただいておりますので、ぜひご覧ください。

まとめ

以上となります。研究概要作成のイメージを少しでも持っていただけておりましたら幸いです。
弊ブログ、そしてtabeは理系就活のサポートを全面的にさせていただいておりますので、なにかお困り事ございましたらXアカウントやココナラ上にてぜひお声掛けください!

皆様のキャリア選択が良いものとなることを心より願っております!

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