いよいよ博士課程の本選考がスタート!上手く書類が通過した方は年内に面接です!
準備は万全でしょうか? 例えば、こんな不安を感じていませんか?
・修士と違って博士で重視されるポイントは何??
・研究発表、学会と同じレベルで大丈夫なのか
・逆質問って、何を聞いたら良いのだろう?
(実際に私が就活前に感じていた不安を並べてみました。)
そこで今回は、私自身の博士就職活動経験から、出来る限りこれらの不安にお答えします!
読者の皆さまが少しでも実力を出し切った就活を行えるよう、
正しい方向性で残り時間を面接準備に当てていただければと思います。
研究発表では何が大切?どのレベルまで分かってもらえる?
この疑問、企業の説明会とかでも博士の学生さんがよく質問していますね。
実際はどうなのでしょうか?
私は「分野外の研究者がその場に居ても短時間で分かってもらえる
(魅力的と感じてもらえる)内容が適切」と考えています。
理由は以下のように2つあります。
実際の面接相手から考える
私の経験上、多くの場合「研究員+人事」、最終面接では「役員」となります。
研究員のみならまだしも、あまり自身の研究に詳しくない方も選考にいらっしゃいます。
基本的には全員に分かってもらえるよう、特に研究のイントロを大切に話しましょう。
選考で相手が見ているポイントから考える
企業は当たり前ですが、「入社後に活躍できるポテンシャルを持った人」を評価します。
これを前提としたとき、研究発表で重視されるのは研究の凄さでしょうか?
いえ、違います。よっぽど凄ければ評価もされるでしょうが、
基本的には「プレゼン・提案力」の高さです。
企業の研究職では日々情報を「アウトプット」することを求められます。
どうすれば良い薬を創れるのか、日々その考えを巡らせ、
様々な分野の人にその考えを提案し、新たな薬を創出します。
この実力がどこまで備わっているか、研究発表を通じて評価してきます。
ですので、仮に「この実験手技について詳しく話そう!」とか思ってたら、ぜひ再考してください。
手技について詳しく紹介されても、相手はどうてもいい話やな〜と思ってます。
「このAという実験は〜を評価するために行っています。
そのためこのグラフの縦軸は〜を表しています」これくらいの説明で十分すぎるくらいです。
上記に加え、研究の内容や研究者としての考えについては、
質疑応答も含めて評価されることになります。
この観点に関しては、修士・博士選考の違いも含めて別の記事で考察しています。
![](https://tabe-phdcareer.com/wp-content/uploads/2019/03/39-160x90.png)
逆質問、意識すべきは「相手の身分」
これは製薬企業に限ったことではありません。
大切なことは、相手の身分に合わせた質問を準備しておくことです。
相手が「人事」「研究員」「研究所長」「経営役員」の誰かで、
聞きたい内容も聞くべき内容も、もちろん変わりますよね。
企業のことや働き方をしっかりと前もって勉強した上で、
その身分の人に入社前に是非聞いておきたいことを積極的に聞きましょう。
「質問はありません。」これはその会社にあまり興味がありません。
と言っているみたいなものなので、注意して下さい。
詳細は別の記事で紹介しましたので、是非こちらも参考に、ご準備下さい!
![](https://tabe-phdcareer.com/wp-content/uploads/2019/03/就活の逆質問対策-160x90.png)
研究以外に、質疑応答で実際に聞かれた質問の一部抜粋リスト
製薬業界を志望する理由はなんですか?
「弊社」を志望される動機はなんですか?
なぜ希望職種に興味を持たれたのでしょうか?
入社して頂いた場合、他の人には出来ないどんな働き方をしていただけますか?
この辺りは基本中の基本なので、
ご自身の中でストンと落ちる答えを前もって熟考しておきましょう。
最終面接で聞かれた質問については、こちらの記事で紹介しました!
![](https://tabe-phdcareer.com/wp-content/uploads/2019/03/20181216100703a22-160x90.jpg)
どうぞ万全の体制で、もし万が一落ちても後悔の残らない就職活動を!!
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