2019/12/3追記
当記事はアカリクさんの「アドベントカレンダー」に掲載いただきました!
他の方々の記事も参考に、ぜひ、良いキャリア選択に繋げてください!
改めまして、ブログの管理をしております、tabeと申します!
私は博士号を取得し、現在、大手製薬メーカーで研究職として働いています。
就活の時に複数の会社から内々定を頂いた経験を、当ブログにて公開しております!
さて、いよいよ就活も面接の時期となりましたが、
研究発表後の「質疑応答」について、対策は万全でしょうか?
当記事では、数々の研究職の面接選考から、必ず心得ていただきたい3つのポイントを紹介します!
この記事を読み、ご準備いただくことで、面接の通過率が上がるかもしれません。
ぜひ参考にして下さい!
*面接の対策、各大手企業の選考情報については下記サイトでも公開されています!
無料で登録・利用できますので、ぜひ活用して内々定に近づいて下さい!
発表・質疑応答は「盛らずに」話そう
「盛って話したほうが就活上手くいくだろう!」と勘違いされている方がいますが、
私はこの考えは捨てたほうが良いと思っています。それは何故か。
企業は「無理に盛って、すごい研究が出来たことをアピールできる人」よりも、
「その研究から言える・言えないことを明確に捉え、次のstepを考案できる人」を欲しているためです。
実際に私の研究は一流誌には載っていませんが、就活では何も問題ありませんでした。
むしろ、ご自身の結果から言えることの範囲を超えた発言は、
研究職を目指す上では大きなマイナスポイントに繋がりかねません。
そんなこと、貴方の研究成果からでは主張できないのでは??
もしかしてこの学生さんは、結果を正しく解釈できない人?
こんな印象を与えかねません。
そこで、自分の研究結果から「明らかになったこと」、「示唆されたこと」、
「明らかにならなかったこと」、または「過去の研究成果では明らかなこと」、
これらをきっちりとカテゴリー分けし、適切な表現で相手に伝えましょう。
この能力は、私自身も、選考中に大きく評価していただいたポイントでした
〜という結果は得られていますか?
いいえ、得られておりません。
あくまで私の結果は、〜を示唆したものです。
今後○○のような検証を行うことによって、
明らかにしたいと考えています。
はい、別の〜という予備実験を行っており、
示すことが出来ています。
いいえ、私自身は示しておりません。
ただし過去に〜誌で○○という報告がなされており、
その可能性は極めて高いと考えています。
聞かれたことに「端的に」答えよう
相手は企業の方ですので、普段以上に「結論から述べること」を明確に意識しましょう。
Yes/Noで聞かれているのに、ぐだぐだと説明を始める人、居ますよね…
自分がそうなっていないか、ぜひ自問自答をしてみて下さい。
〜については、他の選択肢は検討しなかったのですか?
検討しました。
ただし過去の研究成果も含めると…のため、
実際には発表の方針で研究を展開しました。
このように、結論+α(1-2文程度)が、ちょうど良く感じて頂けると思いますし、
tabe自身も実践しておりました!
ちょっとした工夫で印象がガラッと変わるので、ぜひ明日の面接から実践して下さい!
学会と就活の質問内容は異なることを知っておこう
研究発表?
学会の経験もあるし、あの時の質疑応答がクリアできたから大丈夫でしょ!
そんな甘い思考過程で挑もうとしていませんか?
学会と就活の面接はそもそも「目的」が全く異なるので、
別の視点での対策を行っておくか否か、これが勝敗を分けることになります。
何が異なるのか?
学会の目的は、あなたの行った「研究」について知ることで、
就活の質問者の目的は、「あなた」について知ること。
これが私の思う答えです。
例えばあくまで一例ですが、就活では下記のような質問が頻出します。
「なぜ貴方だからこの研究が上手く行ったのか?」
「研究が行き詰まった時、貴方ならどう解決する・してきたのか?」
なかなか、学会では出てこない質問だと思います。
この質問の意図はまさに、採用感が一番興味があるのは「貴方」であることを明確に表しています。
下記記事では、就活の面接でよく聞かれた質問をリストアップしています、
ぜひこちらも参考に、「就活の質疑応答」の対策に磨きをかけてください!!
終わりに
以上です!
当ブログでは他の記事でも様々な就活対策ノウハウを公開中ですので、ぜひ色々と見ていってくださいね!
質問などありましたら、コメント欄やTwitterで、気軽に話しかけて下さい!!
コメント