内定に近づく「正しい」研究発表

ES・面接の対策
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就活における研究発表では、何を大切にしたら良いのでしょうか?

実は、学会発表や日頃のミーティングとは、少し視点を変えて準備することが大切なんです。

なんとなーく、いつもの雰囲気で、研究概要やスライドを作っていませんか?

そこで本記事では、実際に私自身が高評価を頂いた研究発表のノウハウについて、
余すことなく伝えたいと思います!

博士だけでなく、修士の方々も、きっと参考になると思います!!

あなたの研究発表は大丈夫!?

まず初めに、皆さんは準備をする過程でなんとなく下記を意識してませんか?
・製薬企業だから、自分の研究は疾患との繋がりは薄いけど、何とか繋げよう!
・普段の学会のように、精一杯この研究から考えられるモデルを伝えよう!

上記はいずれも、製薬企業が求めている研究プレゼンではありません。
その理由は下記で詳しく解説します。

まずはこの意識を正すべき、と言う視点を持ってください。

企業が実際に見ているポイントは2つ

なぜ上記がダメなのか。企業は何を求めているのか。
私は、下記2つの観点を大切にして準備をしました。

その1、「分野外の人にも」魅力的に伝える力、提案力

相手は、疾患研究のプロです。
あなたの研究が、疾患に関する詳細な研究ではないとすれば、
本来の自分のフィールドから離れることは全く有意義ではありません。

「A疾患の治療に繋がるかもしれない」とか言ったら最後、
「じゃあA疾患は何がアンメットニーズで、この研究はそのニーズにどう応える研究ですか?」
とか、いくらでも論破する道を与えてしまいます。
ですので、この方向性で準備することは本当に不毛です。

不用意に疾患に近づかず、
分野外の人に、短時間で「これは面白いな」と伝える努力をしましょう。
入社後に発揮して欲しい、あなたの「提案力」を企業は期待しています。

疾患に関する知識はあればベターですが、わざわざ中途半端感を露呈することはマイナスです。

※上記は、疾患の勉強が必要ない、という意図ではありません、質疑応答で、疾患への応用について、向こうから聞いてくることもあります。
あくまで薬に興味があることが前提の就活ですから、可能な範囲で下調べはしておきましょう。

その2、結果を正しく考察し、健全な論理展開で仕事を考え伝える力

こちらも極めて重要です。

大風呂敷を広げた研究発表を、学会では行うかもしれません。
しかしながら、企業の選考の場では、
「そんなこと、この研究成果だけでは言えない事も分からないの?」と言う印象を与えかねません。

入社後、正しく結果を理解・考察し、イントロから将来性まで健全な論理を展開し、
魅力的な実験に繋げられる研究者を企業は欲しています。

その視点のアピールをするためにも、
自分の研究結果から何が言えるのか、
これ以上は言えないから、次に何をする必要があると考えているのか。
どこからが「展望」なのか。そこをしっかりと伝えましょう。

本記事を通じて、今の発表内容に不安を感じた方は、
もう一度客観的な目を持って、ご自身のスライドや研究概要を見直しましょう!

各大手製薬企業のレビューも、当ブログでは積極的に公開しています!
今後も増やしていく予定ですので、下記からご確認下さいね。

企業別 選考レビュー
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