「通過する」ESを書く方法論 -研究概要編-

ES・面接の対策
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私は大企業の創薬研究職応募において、エントリーシートで落ちたことがありません。
これを達成するために大切にしていた提出書類の一つが「研究概要」です!
研究職において研究概要は極めて重要な書類であり、
実際に書類選考に通過した後はこの書類を精読した研究者が面接官となります。

これから就活に挑まれる方々の参考になればと思い、その対策方法を記事にしました!

*自己PRについては、下記記事にて解説しています。合わせてご覧ください。

「通過する」ESを書く方法論 -自己PR編-
「エントリーシート、渾身の出来だったのに、通らなかった…」そんな経験、ありませんか??どうすれば採用につながる書類を書けるのでしょうか?今回はそんな悩みにお答えするための記事、第一弾として、自己PR作製に関する徹底対策法をお教えしま...

研究概要の記載では、以下に述べる3つを意識するべきだと私は考えます。

シンプルかつ論理的な記載を徹底、載せるデータはとにかく厳選

当たり前ですが、分かりやすいことは何よりの大前提です!
そのために私が徹底したことは、
「専門外の人にもこの研究は面白い・意義のある研究だ」と思わせること。
そしてそのためにも、極めて提案力・説得力のある書類に仕上げることです。

審査員は数え切れないほどの応募書類を読みます。
いくら結果が多くても、それが仮に優れていたとしても、
相手側のことを考えない自己中心的な文章が通るほど甘くないと考えたほうが良いです。

では何を気をつければよいのか?
まずは、申請書類の文章一つ一つが必要十分であるかを丁寧に見直しましょう!
本当にこの文章は必要だろうか?このデータで見る人に伝わるだろうか?と自問自答し、
さらに、積極的に分野外の人に申請書を確認してもらいましょう。

この推敲の結果、私の申請書は博士課程の研究にもかかわらず結果は3つしかありません。
(もちろん実際は山のように実験をしています…。)

文量も少なくするため、wordのデフォルトの行間設定を変えて文字数を減らしています。
しかしその文章内容はとにかく興味を引くようなイントロから丁寧に始め、
問題点→仮設→検証結果→将来性についての議論を一切の無駄なくシームレスに記載しました。

下にも書きますが、研究概要は研究結果だけを闇雲にアピールするものではないのです。

研究結果のアピールに徹するな

多くの方々が誤解していると思いますが、
研究概要=研究の凄さのみをアピールする書類」というのは大きな間違いです。
研究が発展している・優れていることはもちろん大切ですが、
この書類はあくまでも「入社後に自身が誰よりも活躍できること」を主張するものです。
企業は(たまたま)優れた結果を持っている人ではなく、
今は優れた成果なんか持ってなくとも、入社後に成果を出せる人を求めています。
この意識を持つことは極めて重要です。

要所に思考過程を盛り込む

では入社後に活躍できることをアピールするためにはどうしたら良いのか。
私の考える結論は、貴方の研究者としての優れた「思考過程」を盛り込むべきということです。
要はこの問に対する明確な答えを文章内に散りばめると良いです。
「なぜこの研究課題を(貴方だけが)解決することが出来たのか?」
今すぐに、明確に答えられそうですか??

この答えは人によって違うはず。
コレまでに実践してきた研究課題解決の思考やノウハウを明確に記載し、
それを入社後にも活きる強みや、企業が求める人物と上手く重ねることが大切です。

まとめ

以上を網羅したとき、その申請書は単なる研究結果報告書ではなく、
立派な自己PRを兼ねた研究概要になると思います!
口で言うのは簡単ですが、実際に書くと、特に3つ目はすごく難しいと思います。
自己分析や企業分析もしっかりと行った上で、初めて自分自身にとっての答えが見えてくると思います。

また別の視点から、下記記事においても、研究概要の解説を行いました。
合わせて参考になさって下さい!!

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全て網羅した研究概要は、1日や2日ではなかなか書けません。
できるだけ時間に余裕を持って、早めから準備されることを強くお勧めします!

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