「エントリーシート、渾身の出来だったのに、通らなかった…」
そんな経験はないでしょうか。どうすれば採用につながる書類を書けるのでしょうか。
今回はそんな悩みにお答えするための記事、第一弾として、
自己PR作製に関する徹底対策法をお伝えできればと思います。
もちろん、100%通るエントリーシートを書くことは不可能です。
しかし、数々のエントリーシートの添削をやってきた中で、
「良く通るES」と「あまり通らないES」には、ある大きな違いがあることに気付きました。
その答えは、
よく通るES=「アウトプット力」が正しくアピールできている
通らないES=単なる「インプット力」をアピールしている
という差です。
私はとにかく前者のESを書くことに1ヶ月以上の試行錯誤を繰り返しました。
その結果は他の記事でも紹介している通り、
幸い、大手企業全て書類通過、そのまま大半は最終選考までたどり着かせていただきました。
では、「アウトプット力」とはどういう意味なのか?どうすれば貴方のESも良くなるのか。
その方法論を本記事ではまとめました、ぜひ参考にいただければ幸いです。
*研究概要の対策は、別の記事にてまとめています。合わせて参考にして下さい
自己分析 – 経歴ではなく「アウトプット力」のリストを作ろう –
まず、この記事で使用する「インプット」「アウトプット」の定義をお伝えさせてください。
・インプット=今まで行ってきた経験・体験そのもの
・アウトプット=インプットの結果得た、社会に貢献するために発揮できる(したい)能力
ごく簡単に言えば、
誰よりも勉学に励みました!部活を頑張ってきました!これらは全てインプットです。
一方でアウトプットは、
「〜という視点からリーダーシップが取れる」「〜という意識で人の悩みを解決できる」
「〜という能力を発揮し、今後も難題な研究課題をクリアできる」といったところでしょうか。
以下はこの記事の、1つ目の大切なポイントです。
自己分析をする際は、今までに頑張った経験(=インプット力)を書き出すのではなく、
社会に対するどんな活躍能力やモチベーションを持っているのか(=アウトプット力)を書き出しましょう。
このスタートポイントが間違っていたら、就活はかなり苦労します。
それと書き出す際に注意していただきたいのは、
「何らかの成果を上げた過去の実績」と結び付けられるアウトプット力を選ぶことです。
いくら魅力的な能力でも、それを発揮したエピソードが無ければ、ただの妄想話と同じです。
何らかの実績がベース→その上でアウトプット力をアピール。この流れを大切にリストアップして下さい。
人事側から見れば、
「こんなに勉強してきました!」と学生に言われても、「…で??」と思われて終わりです。
インプットを頑張ってきたことはもちろん良いのですが、その結果、
会社に何を与えられる人材になったのか、アウトプット出来る人材になったのか。
そこを採用側は常に知りたがっています。
企業分析では、志望企業の求める「アウトプット力」を調べよう
では、役立ちそうな「アウトプット」なら何でも良い、わけではありません。
そこで次のstepは、ご自身のアピールできそうなアピールポイントの中から、
会社や業界、あるいは志望職種の求めている「アウトプット」と近いものを選抜します。
(自分が世の中のために発揮したい「アウトプット」が企業の求めるそれと同じであることが、
志望業界・企業として魅力的か否かの、1つの判断基準とも言えます。)
企業分析は会社の情報集めだと単純に考えがちですが、
この「アウトプットの方向性をすり合わせる作業」もまた、私は企業分析だと思っています。
企業で働くご自身の姿が明確に思い描けるほど、ここの完成度は高まってきます。
ぜひOB訪問なども含めて積極的に行っていただくと良いのかなと思います。
まとめ
以上のことから、
1. 自己分析=企業にアピールできるアウトプット力を整理
2. 企業分析=企業の求めるアウトプット力の整理
とそれぞれを表すことができます。
企業について調べるとき、採用ページとか見て、何となく分かったつもりになってしまいがちです。
でも実際のところ、HPをなんとなく眺めてみても、しっくりこないことはないでしょうか。
ぜひ上述のような目的意識を持って能動的に動いていただくと、少し見え方も変わって、
最終的にご準備いただく書類の質にも良い影響があると思います。
「相手が求めているアウトプット力」を実績ベースで伝え、
かつ入社後に活躍できる人材であることをハッキリと自己PRに記載しましょう!
別の色んな方のESを参考にすることも、大変効率的です!
下記サイトにて内定者のESを観覧可能ですので、是非活用してください!
簡単な登録をして頂くだけで確認できますので、ご自身の魅力的な書類作りに役立ててくださいね。
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