創薬研究職のES、学生時代頑張ったことは「研究」で良い?

ES・面接の対策
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大半のエントリーシートで問われるこの質問、「学生時代頑張ったことを教えて下さい」、
研究職を受けるのであれば、「研究」と答えるのがベストなのでしょうか?
それとも、研究については他でいくらでも書くんだし、それ以外のほうが良いのでしょうか?

結論から申し上げますと「研究」について書くべきだと私は考えています。

その理由について、そして実際の書き方について、詳しく解説していきます!

実際の人事担当者のお話

某大手製薬会社の説明会に参加した際、質問時間にこのように聞いた学生さんがいました。

私は学生時代に研究に集中して取り組んできましたが、

そのような記載でも良いのでしょうか?

この質問に対する研究採用担当者の回答は、至ってシンプルで、

もちろん形式は自由ですので、皆さんの最も努力されたことで構いません。
むしろ我々は、「研究」に関することを期待しております。

私自身もこの学生さんと同様で、大学時代に最も取り組んだことは「研究」そのものでした。

そこで実際に、日頃の研究をベースに、全ての選考にエントリーしたところ、
どの会社も本選考のエントリーで落ちることはありませんでした。

ちなみにですが、OTCやトイレタリー分野、化学メーカーなどなど、
これら全てのインターンシップ選考も同様にエントリーし、参加が内定いたしました。

そのため、研究を題材にすることは、誤った選択でないことは確かです!

「研究意外にアピールポイントが無い」「特別な活動を特にしていない…」という学生の方々、
ぜひ安心して、現在行っている研究をベースに書類の準備を進めて下さい!

研究以外にどうしてもアピールしたいことがある!という方、それでも構わないと思います。

ただし創薬研究職においては、研究に対する熱意のアピールは極めて重要です。
おそらく上記人事の方も、少しでも研究に対する想いを聞きたい、というのが本音だと思います。
せっかくのアピールの機会の一つですから、できれば、ラボ活動で勝負されてはいかがでしょうか。

エントリーシートは誰が読む?

表題の答え、知った上でエントリーシートの記載を行っていますか?
人事の方だけが読むと思っていませんか?

もちろん人事の方も目を通します。
しかしながら殆どの製薬企業では、面接官となる研究員の方がガッツリ読んでくださいます。

一つ私の体験談をココでご紹介します。

私が某製薬企業のインターンシップに参加した際、
インターン開始日程と本選考の書類審査が被っていたのですが、
懇親会中に偶然私が話しかけた研究所長から、以下のようなコメントを頂き驚きました。

あれ、もしかしてさっき○○について研究してるって言ってたけど、

君がtabe君??ちょうど昨日、君の研究概要を読んでたんだよ!

面白かったよ。もう少し話聞かせてくれる??

正直、衝撃でひっくり返りそうになりました。笑
そして実際に、その後の本選考では、この研究所長が技術面接の相手でした。

研究職相手(しかも、まさかの研究所所長…!!)でもしっかり読んでもらえるよう、
研究を題材としたアピールが大切だなと実感した瞬間でした。

研究を題材に、自身の能力をアピール

では研究についてなら、何でも書いて良いのか?? もちろん、そんな訳はありません。

一番やりがちなミスは、「研究のアピール」に徹してしまうことです。
大切なことは、研究を題材に「自分のアピール」をすることです。

すごい成果につなげたことはもちろん書いてよいのですが、
・どうやってその凄い研究を発想したのか(何故、自分じゃないとできなかったのか)
・研究で行き詰まった時、どうやって解決したのか
・これらの貴方の能力が、入社後どのように活きるのか(活かせると考えているのか)

この辺の問に、しっかりと答えている書類の作製を進めましょう。

私自身のESでは、以下のような流れで記載を進めました。

tabe
tabe

私は大学・大学院の間、とにかく研究に専念してきました。
その過程で、私は○○という能力を積極的に伸ばし、また発揮することで、〜という成果に繋げました。
具体的には・・・(実際のエピソードベースの具体的な解説)。
貴社への入社後も、△△という形で発揮したいと考えています。

どうでしょうか、記事を読んでいただく前より、イメージを持っていただけたでしょうか?

まとめ

とにかく本記事の結論は
「学生生活で最も頑張ったこと」に対する記載は、
創薬研究職を志望する方であれば、研究の話で良い(むしろ好まれる)ということでした。

そのエピソードを語る際に気をつけてほしいことは、
研究をベースとして、入社後にも活かすことの出来る自分自身の能力を、
具体的な話・実績をベースにアピールすることです!

「研究自体」に関する詳細なアピールは、研究概要にて行いましょう!!
ただし、上記の視点(自己PR)は、研究概要を書く上でも大切です、バランスを大切にして下さい。
研究概要の記載方法については、下記記事にて解説しています!

「通過する」ESを書く方法論 -研究概要編-
私は大企業の創薬研究職応募において、エントリーシートはすべての企業で通過をいただきました。 これを達成するために大切にしていた提出書類の一つが「研究概要」です! 研究職において研究概要は極めて重要な書類であり、 実際に書類選考に通過した後は...

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私自身が複数の内定をいただく上で最も参考にしたサイトですので、是非活用して下さい!

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