博士号を取得し、大手製薬企業で研究職をしているtabeです!
就職活動では複数の企業から研究職で内定をいただき、その経験を当ブログで公開しています。
さて、本記事のテーマはまさに当ブログのメイントピック、
「博士号と製薬企業研究職の関係性」についてです!
博士を取ることによって得られる「メリット」をリストアップしましたので、
大学院生でキャリアに悩んでいる方、ぜひ一読ください!!
修士よりも博士の方が内定をもらいやすい
ここ数年で、製薬業界の就職活動は大きく環境が変化しています!
特に大手の製薬企業は、博士の採用に非常に積極的です。
実際に下記記事にて詳細に解説していますが、ほぼ全ての企業が、
修士とは別枠・別日程で採用選考を実施しており、多い企業では博士が半数以上を占めます。

さらになんと!田辺三菱製薬は2020年4月採用について、修士の採用を見送りました。
このように、今年は博士以上しか採用しない、という会社も出現し始めています。
受ける人数は修士のほうが圧倒的に多いにもかかわらず、採用は博士の方が多い。
そんな環境がココ数年で定着しつつあります。
*博士号が取れなかった場合の内定については、下記記事にて解説しましたので合わせてどうぞ!

今後起こる「製薬業界再編」でも生き残るチャンスが少し増える
今、製薬企業はリストラの嵐です。今年に入ってからだけでも、こんなに実施されています。
今年に入って募集結果が発表された製薬業界の早期退職(カッコ内は退職日)
・アステラス 700人(19年3月末)
・エーザイ 300人(19年3月末)
・協和キリン 296人(19年6月末)
・中外 172人(19年6月末)
ここまでですでに約1500人募集中
・鳥居薬品 上限定めず(19年9月末)— 前田雄樹|AnswersNews編集長 (@answers_news) April 26, 2019
多くは営業職を対象としていますが、昨今、業界全体が揺れ動いていることは間違いありません。
そして、またいつ、合併吸収の波が来るかも分かりません。
そんな中でも、Ph.D.を取得しておくことは、他人との「差別化」を図る一つの方法と言えます。
もちろん、Ph.D.を持っているだけで生きていけるような甘い世界ではありませんので、
あくまで武器が一つ増える、程度だと思ってください。
研究職キャリアに拘れる、即戦力として期待してもらえる
就職後、研究職のキャリアにこだわりを持つことが出来る。
そして入社後すぐに戦力として、より期待してもらえる。そんなメリットもあります。

実際に入社後は、様々な課題を自分自身で設定し、
解決案の立案から実験の組み立てと検証まで、
そこそこシビアな期日を設けられながら、仕事を進めています!
そんな環境でも積極的・主体的に行動し、結果を創出できる人には魅力的な環境です!
一方、修士には修士の働き方があります。
その辺りは、くりぷとバイオさんのブログ記事が大変参考になります!
ブロガーとしても企業研究者としても大先輩で、日々Twitterでも刺激を頂いています。
下記記事はもちろん、様々な情報を発信されてますので、ぜひ参考にしていただきたいです!!
研究職という職業に囚われず、多様な働き方を実現できることが修士の大きなメリットとなります。
自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、徹底的に考え、判断されるのが良いと思います。
企業に入ってから「Ph.D.」を取らなくて良い
上述のように揺れ動く製薬業界の影響、さらに会社別の出世要件を満たすためなど、
様々な理由で、Ph.D.取得を目差す企業研究員の方も増えています。

会社では、お給料出つつ、博士取得のサポートしてもらえるんでしょ?
じゃあラボの指導も厳しいし、就職してから取れたら取ろうかな〜
そんな甘い考えを持ってませんか??
実際は、会社に入ってからの博士号取得はかなり険しい道で、運要素も大きい状況です。
Moogleさんのブログで記事になっていましたので、紹介させていただきます。
入社後のPh.D.取得は大学院で素直に進学して取得するよりも、厳しいことが多いと思います。
よく考えて、修士で就職するのか、博士に進むのか、悔いのないように選んでくださいね。
まとめ
博士取得のメリットは、今の所、年々増加しているように感じています!
別の記事でも以前紹介していますので、合わせて参考にしてください!

もちろん今のラボで博士号を取るのはちょっと…という現実的な問題もあるとは思いますが、
それでも、前向きに検討する意味はあると思います!!
当ブログの他の記事やTwitterも参考にしていただき、
ご自身にとってベストなキャリアを見つけてくださいね!!
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