先日の記事「博士学位審査、内容と注意点まとめの中で、
審査手順のうち「論文の製本作業」に注意するよう書きました。
製本(博士論文に表紙・背表紙を付け、実際の本に仕上げる作業)には、
ある程度の費用と、日数が必要となるため、
論文提出の期限に間に合うよう注意しつつ、学生自身が対応します。
(ラボによっては、秘書さんがやってくれたり、科研費で払ってくれるとか。羨ましい。私は研究費がゼロになっていたため自腹です。笑)
実はこの製本作業、申込先によって、納期や費用が異なります。
(納期は即日〜2週間、費用は500円〜1万円以上…!!)
そこで実際に、私tabeも情報を集め、安くて早い申込先を探しました!
今後学位の取得をお考えの方、ぜひ豆知識として知っておきましょう!!
製本の種類
製本と一口に言っても、下記のように大きく分けて2つの選択ポイントがあります。
・表紙の材質(簡易製本 or ハードカバー)
・中のページは自身で印刷して業者に渡す or 依頼先に印刷も全て行ってもらう
一番お値段が安いのは「簡易製本(くるみ製本)・自分で印刷」の組み合わせです。
この方法ですと、自分で印刷した全ページを業者に渡し、表紙の付与・印刷をしてもらう。
という流れになります。
*念の為、提出論文の規定は大学の博士論文要項を精読し、正確に用意しましょう。
依頼先:製本は「生協」か「専門業者」に依頼
実際の製本ですが、基本的には、上記のいずれかに依頼することになります。
生協
ココを利用する方も多いと思います。
生協で申し込みを行うメリットとしては、店頭の方が学位論文の申込み対応にも慣れていること、
いちいち自分で業者について調べなくても良いことです。
そのため、なにか大きな間違いが起こるなどのリスクが低い。
私の大学では、一番安いプラン(印刷物持ち込み+くるみ製本)で、1冊2000円程度(追加は1冊800円)。
持ち込みではなく印刷も依頼すると、3000円ほどでした。
納期は7-10営業日でした。
少し納期が遅いことがデメリットですが、あとは大きな問題はなさそうです。
上記プラン内容は所属大学によっても変わると思います。
生協スタッフの方々が丁寧に教えてくださるので、気になる方はぜひ一度調べてみて下さい。
印刷専門業者
調べてみると、数え切れないほど出てきます…
サービスも多岐にわたっており、調べるだけでも骨の折れる作業でした。
即納してくれるけれども高価(1万円以上!)な会社さんも多く、
個人情報を提供しなければ見積もりもできない会社も…。
怪しいので、このような会社には手を出さないようが良さそうです。
そんな中、全国チェーンでサービスを展開する、実店舗を有する会社「Kinko’s」を見つけました。
実際に利用しましたが、対応も丁寧で、即納・お値段も生協より安い!
と、最高の内容でしたので、シェアさせていただきます!(私は企業の回しもんではありません。笑)
お勧めはKinko’s
私が今回利用したのは、Kinko’sの提供する論文製本サービスです。
詳細はこちらのHPを参照下さい。
様々な材質での製本に対応し、印刷物の持ち込みも可能。印刷依頼も可能と、選択の幅も広いです。
中でも魅力的なプランが、「印刷物の持ち込み」+「くるみ製本」のプランでした。
この方法だと、製本の料金のみしか発生せず、当時は1冊約450円でした!
(非常に残念なことに、現在は2000円くらいに値上がってしまったみたいですね…)
手順としては、
・中のページすべてを印刷して持参
・表紙と背表紙のデザインをデータか印刷物で持参
この2つを持って、実店舗の受付でお願いするだけです。
すごく丁寧な店員さんが、対応をしてくださいます。
しかも、数時間で作業が完了、即引き渡しというスピード感のあるお仕事!
「提出日までギリギリだ…!」「お金がない…!」というニーズにぴったりなので、
ぜひ利用を検討してみて下さい!!
全国に店舗があるので、そこそこの数の学生さんは利用できると思います。
信頼性のある会社さんで、生協より納期が早いのはありがたいですね。
以上のことから、
時間に余裕のある方、調べるのが面倒な方は生協で申し込み
急いでいる!少しでも安くしたい!という方は業者で申し込むと良いと思います。
そして私が実際に利用し、お勧めしたいのは「Kinko’s」でした!
ぜひスムーズに、学位を取得されて下さい!!
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