こんにちは!
PhD取得後は製薬企業で研究職として勤務させていただいております、tabeと申します!
当記事では、エントリー書類でよく問われる「提案した経験を教えてください」を解説します!
2023卒の博士採用の書類を見ておりますと、以前にも増してこの問いが増えている傾向があり、
きっとお困りの方(今後お困りになる方)が出てくるだろうなと予想しております.
手短にコツなどをまとめましたので、
ぜひこれからの作成、あるいは作成済みの書類のチェックにご活用ください!
博士就活の全貌については以下の記事からご覧くださいー!!
知りたいのは「入社後の活躍が見込める人材であるか」
「提案」は製薬企業に入社後、ありとあらゆるタイミングで求められます!
大きな研究プロジェクトの提案、日々の実験や研究の中での提案、レベル感は様々ですが、
大学院での提案経験もここに通ずるものとして企業側は評価したいと考えています.
そのため、ただただ提案したエピソードを伝えるだけでは不十分です.
「入社後の活躍のアピール」まで含めた内容に仕上げること.
ここが前提・根幹となることをご理解いただけると、きっと良い仕上がりになると思います!
どのような文章構成で伝えると説得力が出るのか
では、どのような文章構成であればそのようなアピールができるでしょうか?
私からのお勧めは、以下のような流れです.
- 結論:提案した内容を端的に述べる.
- 背景と課題設定:何故その提案が必要になったのか、課題として何を設定したのか(できれば何故それを課題に選んだのか)
- 検証方法と結果:課題解決に対する取り組みをロジカルに説明する.結果は一言で.
- 学びの抽象化:この提案の中で、会社へ入社した後にも発揮しうる魅力的な個性が何だったのか改めて記載.
提案の大きさや魅力にどうしても気が入ってしまいますし、それも大切です.
しかしそれ以上に大切なことは、以下のようなポイントと心得ていただきたいです!
- 提案の中でどのような個性を発揮し、結果に結びつけたのか.
- どのようなことを日々大切にして提案や研究を遂行しているのか.
- その個性が、入社後にも活躍する人物像と重なっているのか.
上記を意識して、どれだけ説得力のある形で
文章を構築し、自分自身を「提案」できるか.
それが問われている設問かなと私は考えます!
意外な盲点、気をつけるべきポイント
書く中で気をつけたいことは、文章の首尾一貫性です!!
- 「課題」に対する「解決方法」が本当にダイレクトになっているのか
- 解決方法が自分の真の強みと直結するものであり、かつ適切なものなのか
この点はご自身で何度も見直しをしていただきたいポイントです!
どうしても解決方法のところに「自分が最も苦労した話」を書きたくなるのですが、
相手が知りたいのはどれだけ苦労したのかではない点を改めて意識いただければと思います.
ストーリーの題材は何が良いのか?
たまに以下のようなご質問をいただきます.
題材は研究で書くべきなのか?
それとも研究以外での経験を書くべきか??
特に指定のない場合、
博士課程学生かつ製薬企業へエントリーする場合はぜひ研究における提案を記載ください!
目先の小さな実験における提案というよりも、もう少し大きな、
できれば新しい研究テーマの提案経験などがあるとbetterだと思います.
ただここで一つ注意点があります!
就活書類の中でも「研究概要」は主に研究職の方々が目を通しますが、
この提案した経験などを問うてくる書類「エントリーシート」は人事の方もお読みになります!
そのため、あくまで題材は研究提案ですが、
伝えるべきことは細かいサイエンスではない点ご注意くださいね.
まとめ
以上となります!
少しでも皆様の想いが適切な形で表現できるようになれば幸いです!
Twitterでも色々と情報を提供しておりますので、ぜひご覧くださいねー
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