製薬企業とアカデミア、違いを書いてみた

製薬業界の解説
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4月に入り、2週間を製薬企業にて過ごしてきました!

ようやく業務のスタートアップも落ち着き、
働き方や求められるスキルなどが徐々に明確になってきました!

そこで、「勤務スタートから2週間で感じた、アカデミアと製薬企業の明確な違い」
について、この記事では私の備忘録も兼ねて振り返りたいと思います!!

大学での研究 or 企業での研究、志望をどちらにしようか悩んでる方、是非一読ください!

企業への就職も検討しようかなーと思っている方!
せっかく就活するにしても、いつから始まるか、いつから準備を行えばよいか、把握できていますか?
下記記事では、就活の開始時期と対策の方法について概説していますので、合わせて御覧くださいね!

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製薬企業では「チームで」最短の創薬を目指す

製薬企業とアカデミアの明確な違いで皆さんも思いつくのが、
製薬企業は薬の創出が目的、アカデミアは学術の発展が目的、という視点ですよね。

確かにこの「目的意識の違い」は、入社してからも鮮明に感じました!

ただそれだけではなく、製薬企業は一日でも早い創薬を実現するために、
大学での研究以上に「チームプレー」で目的達成を目指す、このことを再認識しました。

会社の目的は、一日でも早く医薬品の候補物質を見つけ、動物で安全性を確認し、開発へ進めることです。
そのため、博士課程の時には自分でやっていた様々な実験・業務を、
製薬企業では、それぞれの実験プロ集団や専門領域担当部署が連携し、最短で仕事を進めます。

その実験なら、あっちの部署ですぐにやってくれるよ!

俺らにしか出来ない仕事をドンドンやっていこう!

この事実は、各々の研究者が得意なことだけ担当していればいい、つまり、
ベルトコンベアーの一部になるだけ、ということではありません。
それぞれの部署の担当領域はそれでも広く、さらに、様々な課題が日々発生しています。

創薬を実現するために何をいつまでに、そしてどのように実験を組み立て解決するのか。
全員が自ら考え行動することが、自己成長と創薬につながると思います。

大学では「ここは〜君が担当!」という縛りが生じにくく、その意味では自由度が広いと思います!

そんな博士課程では、とにかく経験できることは全て経験しておきましょう!
製薬会社に入ってからの思考の幅が広がる、と思います。ぜひ意識してほしいです。

最短を目指す一方、組織が大きいと決まり事も多い

最短を押す一方で避けられないのが、「決まりごとの多さ」です。
集団が大きくなっているため、この事実は多少は仕方のないことです。

この規制や会議の多さから言えることは、
効率よく仕事を片付けないと、自己成長の時間を取れない、ということです。

ただ言われた仕事をしているだけでは、何の自己成長にも繋がらず、成果にも繋がりにくい。

大学よりも早く帰ることが義務付けられた環境の中で、いかに効率よく作業を回し、
自分で考え行動できるか、この1年間の私自身の課題だなと感じています。

多様な人材に出会える

もう、とにかく色んな人に会えます。専門性も性格もバラバラで、すごく面白い。笑
同期だけでなく上司も含めると、とにかく優秀な人もたくさんいます。

アカデミアの方が優秀な人が多いなんて嘘です。民間でもたくさんいます。
民間で優秀な人は、とにかく人を動かすことが本当に上手い。

いろんな専門性を備えた人材や優秀な人材と日々一緒に仕事をするため、
良い刺激もたくさんもらえます。

研究室だと、限られた人としか会わない日々が日常になってしまいますので、
この点は、企業に入らないとなかなか味わえない良さかなと思っています。

まとめ

入社して2週間、率直な感想を文字起こししてみました。
また定期的に、入社後に感じたフレッシュな感想を、そのままアウトプットしたいと思います!

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