免疫学を勉強したい人にオススメする本

博士就活・大学院生のキャリア
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私は免疫学領域の研究で、博士課程を修了しました!
免疫応答は、ほぼ全ての病的状態の理解に必須と言えるほど、今後の医療に直結する生物学です。

本記事では私の免疫研究の経験に基づき、これから免疫学を学びたい方、
実際に研究で必要な方々にオススメする書籍を複数紹介していきます!

免疫学は数多ある学術領域の中でも発展スピードが著しく、
適切な教科書で学ぶことは極めて重要になります。

そこで本記事では、なるべく新しく、記載の信頼性の高い書籍について、
免疫学を学びたい貴方の学習レベルや求めるレベル別で、紹介いたします!

免疫学の書籍は、当記事に登場しないものも多く存在します。
それらを否定する記事でないことは、どうかご理解下さい。

これから免疫学を初めて学ぶ、大学生の入門書

免疫学初心者向けの定番本の一つ、休み時間の免疫学。

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生物学初心者、免疫学初心者にはぴったりの難易度です。

ページごとにノートを取る必要がないほどシンプルにまとまっているのも特徴です!

2018年に改訂版が発売され、情報の新しさも心配なし。

こちらの本は、あくまで超入門書、と考えてください。
さらっと読めるボリュームなので、短時間でさらっと概要を掴みたい、と言う方にもオススメです。

大学院で研究をスタートする、初心者向けの入門書

大学院で免疫学に関わる、と言う方は、最低限、この本に書かれている内容は理解しましょう。

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免疫学は体全体でダイナミックに起こる生命現象ですので、
全容を掴むことは容易ではありません。

そんな中でもこの本に登場する解説図は、その理解を大きくサポートしてくれます。

難易度は、研究を開始する上での必要最低限の知識レベルです。

自分の専門領域に関わる免疫応答については、下記の本も目を通すと、
研究活動がより有意義に開始できると思います。

博士学生、実際の研究に応用する方のバイブル

免疫学を学び、研究へ応用する方のスタンダードとして位置づけられるのが、「免疫生物学」です。
タイミングよく、2019年3月に、新たに第9版の翻訳版が登場しました!!素晴らしい!

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ここまで来ると、かなり分厚い本になります。
細胞生物界で有名なEssential細胞生物学やTHE CELL細胞の分子生物学、
これら書籍の免疫版と言ったところでしょうか。
免疫学の領域において、本書は、認められた教科書の1冊として広く知られています。

免疫学について深く理解し、研究における思考にも応用したい方には、ぜひ目を通して欲しい1冊です。

ただし、研究者として今後キャリアをお考えの方、現役研究者の方には、私は原著をオススメします。
原著のみ、電子書籍にも対応しており、重い本を開く必要もありません。

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これまで何度も改訂版が出されており、免疫学の発展をしっかりとフォローしているシリーズです。

ただし、あくまで教科書に過ぎないことは、ご理解下さい。
実際には、この本で広く知識を入れつつ、ご自身の専門領域の最新の知見を学術論文で把握してください。

免疫学発展の経緯を、臨場感ある物語で学べる本

最後に、上記までは教科書でしたが、最近出たオススメの「読み物」を紹介させてください。

Bitly

こちらの本では、まるで小説のような臨場感ある展開で、
まだまだ歴史の浅い免疫学の発展について、
当時の研究エピソードや実際の発見のリアルを紹介しています!

最近読んだのですが、一気に読了してしまいました。

免疫学を一度学んだ身としては、改めて自分の関わる分野の素晴らしさを感じることができますし、
これから免疫学を学ぶ方も、益々そのモチベーションが高まる本となっています!

もちろん、知識の定着や、免疫学の全容理解の助けにもなる本です。
ぜひチェックしていただければと思います。

まとめ

以上、私がこれまでに出会った書籍の中でも、厳選したものを紹介いたしました。
同じ分野に興味を持ってくださる方が少しでも増え、そんな方々のサポートができれば嬉しいです。

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