時価総額ランキングから考える、オススメの製薬企業は!?

製薬業界の解説
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同じ業界の会社を比べる時、皆さんは何を指標に比較をされますか?
実際に私も就活時期の最初はそうだったのですが、
会社の「業績=売り上げ」のみを比べる方、多いのではないでしょうか?

この「売り上げ」自体はひとつ重要な指標なのですが、ある問題点があります。
それは、売り上げはあくまで「過去」の数値であり、
今後の会社の見通しや発展を反映した数値ではない
ことです。

そこでぜひ今回注目したいのが、時価総額のランキングです!
詳しく解説しますが、この値は会社の未来を示唆する重要な指標です!
その理由と現状のランキングを含めて、解説していきたいと思います。

時価総額の推移は、市場が下す会社の現在と未来の価値である

時価総額とは、各企業の株価に発行済み株式数を掛けたものであり、
その会社が今後成長すると考える人が多いほど、株価も上がります。
つまり、一定期間の成長あるいは経営の安定が見込まれる会社は、時価総額が高くなる傾向にあります。
また過去の時価総額の推移(例えばここ2年間の時価総額の推移)は、
その期間、会社の将来の見通しが順調であったか、それとも課題ありなのかが反映されています。

売上と共に、時価総額も、すごく気になる指標ではないですか?
気になる業界の会社についてはぜひ、競合他社も含めて、
現状の時価総額と、ここ数年の推移を確認してみましょう!

本日付、内資系製薬企業の時価総額ランキング

順位 企業名 12/3時点の時価総額(昨年度の売り上げベースの順位)

1位 中外製薬 4.2兆円(売り上げ6位)
2位 アステラス製薬 3.4兆円 (売り上げ2位)
3位 武田薬品工業 3.3兆円 (売り上げ1位)
4位 大塚ホールディングス 3.0兆円 (売り上げ3位)
5位 エーザイ 3.0兆円 (売り上げ6位)
6位 第一三共 2.8兆円 (売り上げ4位)
7位 塩野義 2.3兆円 (売り上げ10位)
8位 大日本住友製薬 1.5兆円 (売り上げ7位)
9位 小野薬品工業 1.4兆円 (売り上げ12位)
10位 協和発酵キリン 1.3兆円 (売り上げ9位)
11位 田辺三菱製薬 1.0兆円 (売り上げ8位)

こうして並べると、今最も勢いのある会社が浮き彫りになっていることが、一目瞭然です。
売り上げの額・順位に対して時価総額のかなり高い中外製薬や塩野義製薬は、
(もちろん各企業強みや弱みがあるのですが)
一定期間の業績・経営安定や向上が見込まれると考えられます。

この2社の好業績の注目点やその詳細については、
下記雑誌にて大変分かりやすく解説されていますので、ぜひ参照して下さい。

その日の株価の推移を、1日1回だけ確認してみよう

別に株をやっているわけではないので、リアルタイムで確認する必要はないのですが、
ぜひ1日に1回、株価が大きく変動している会社が無いかを確認してみてはいかがでしょうか?
その会社について目立ったニュースがなければ、大きく株価が変動することはありませんが、
その会社にとって重要なニュースがあった日には、株価が大きく変動します。

例えばここ数日ですと、大日本住友製薬の株価の急上昇が起こっていました。
これは、大日本住友製薬の業績を支える薬「ラツーダ」の後発品が
2023年2月まで販売されないことが決定したことを受け、市場がこれを好感したためです。

各企業のニュースを逐一チェックすることは骨が折れる作業ですが、
株価をアプリなどで一括確認し、大きく変動している会社だけツイッターで調べてみる、
このスタンスに切り替えるだけで、すごく効率の良い情報収集になります。

時間のない大学院生の就職活動に、ぜひオススメしたい方法論ですので、
興味を持って下さった方、実践してみて下さい!!

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