皆さんは、就職先を決めるとき何を重視しますか?
平均年収・勤務地・業務内容・社会貢献度・会社の規模、色々とその答えはあると思います。
私自身の場合は「自身の市場価値を高められる企業」
という視点をすごく大切にし、入社する会社を選びました。
この視点で企業を探した結果、私は内定先への入社に極めて高い満足感を得ています。
おそらく多くの方が、この視点では会社選びを考えていないのではないでしょうか?
企業選びや日頃のラボでの生活意識すら変える記事になっていますので、
ぜひ企業を決定する前に市場価値を意識する大切さを知っていただき、
ご自身のキャリアを俯瞰するきっかけとして下さい!
いつでも「転職」出来るヒトになろう!
え?新卒の採用について決めるときに、転職?と思われた方も多いでしょう。
でもこれからの時代、この視点は必ず大切になってきます。私はそう信じています。
大手企業であっても、いつ何が起こるかわからない世の中です。
実際にアステラスやエーザイ、大正製薬が早期退職者の応募をやってましたね。
そんな時代の中で、今後最も強い人材は間違いなく、
「いつでも転職できる人材=市場価値の高い人材」です。この記事の、最も大切な主張です。
転職を勧める意図は一切ありません。私が皆さんにお伝えしたいのは、
入社後、自分の市場価値の向上を見据え、高い意識で仕事に取り組めるかどうか、
その会社で取り組んだ先に、市場価値の向上が見込めるかどうか。
この視点を、会社を選ぶ段階からぜひ持って欲しい。ということです。
ちょうど昨年出た本で、私の考えにかなり近い本がありました。
転職のノウハウ本ではなく、「いつでも転職できる人材」になる大切さとノウハウの書かれた本です。
また、山口周さんの本も興味深いです。
こちらでは「会社の中で「だけ」上手く生きること」の危険性を主張しています。
ぼんやりと40代まで働けば、まさに「劣化したオッサンになる」という内容です。
どちらもすごく興味深い本なので、就活の移動時間に、ぜひご一読下さい。
自身の市場価値を高められる職場とは?
製薬業界を選んだ以上、市場価値を決める要因は大きく分けて2つです。
・どの会社でも活かせる、本人の経験
・本人の持っているスキルや専門性
大手の製薬企業であれば、様々な経験をする機会は十分得られると考えていたため、
私が意識したのは後者の「専門性・スキル」です。
「市場価値」を高める = 他の人が持っていない専門性を身につける、
この思いを達成できる企業とは何か、それを考えたどり着いた答えが、
「企業一番の強みを扱える部門で仕事をすること」です。
「自身の興味や強み」、「会社が業界内で誇る1番の強み」が合致した職。
そんな人材として活躍できれば、社会にも貢献でき、
いざというときの仕事(場所)の自由度も増すだろうと、私は考えました。
実際に企業選考にて希望職種を選ぶ際、
研究職の中で、その会社が最も強みとしている領域を選択しました。
現時点ではベストな選択ができたと思いますし、
今後働く中でも、時折、「自分の成長=市場価値の向上が達成できているか」を意識して、
劣化していないオッサンを目指したいと思います。
今回紹介させてもらった視点は、
入社する企業選びやポスドクの研究室選びに、すごく大切なポイントだと私は考えています。
ぜひ紹介した書籍も参考にして頂き、満足の行く就職先を見つけてくださいね!!
*本記事にて、企業の強みで働くことを推す内容がありますが、
他の職種で働く方々を否定する意思は全くございません。
すべての方々との協力の結果として、創薬が実現すると考えています。
あくまでキャリア形成の視点から見た、1つの仕事の選び方、と捉えていただければ幸いです。
tabe
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